無期雇用派遣=正社員ではない?向いている人の特徴【完全版】

無期雇用派遣は正社員のようで、皆さんが思いうかべるような正社員ではありません。

会社によっては、現場のリーダー候補を無期雇用派遣として募集する会社もあるなど、その会社によって無期雇用派遣の定義は様々です。

ここでは、王道となる無期雇用派遣について紹介していくことで、正社員との明確な違いを知ることができます。

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無期雇用派遣とは

無期雇用派遣とは、期限のない派遣社員として派遣会社と契約を結び、派遣先で就業する働き方です。

これは、事務未経験者や若者のキャリア育成が目的とされています。

常用型派遣では3年の期限があるのに対し、期限がない点で異なります。

よく正社員と同じと言われますが、それは働き方において雇用形態や雇用主を除いたすべてが正社員と同じであるためです。

派遣社員との優遇面での違い

大きく違うのは、支払いが継続するという点となります。

通常、業務がない状態での給料は発生しませんが、無期雇用あれば、職場が変わる期間のお仕事の無い間も給料が発生します。

そのため、仮に次の仕事がすぐに見つからなかったとしても、収入の心配がありません。

また、その影響で派遣の期間が比較的に長いということも特徴と言えます。

というのも、派遣会社としては契約の合間をなるべく生じさせたくないからです。

ちなみに、時給や入社特典なども、無期雇用派遣になることで変更されることもあります。

その仕組みについては、「入社祝い金のからくりとは?即支給の条件について」にて紹介しています。

無期雇用派遣と正社員の違いって?

まず大きな違いとして、職場と仕事内容があります。

無期雇用派遣の派遣社員は、派遣先企業に派遣してその場で仕事をこなすことで雇われています。

よって、派遣先が見つからない場合を除いて、基本的には紹介派遣先で業務をこなすこととなります。

反対に、正社員は紹介先の会社と直接雇用を結んでいますので、紹介先の会社との契約内容で働くこととなります。

例えば、正社員が基本給24万円スタートに対して、無期雇用派遣は基本給26万円スタートと言った違いも見られます。

よって、会社と直接雇用を結んでいるのか?紹介先の会社で無期雇用派遣で働いているのか?が、大きな違いとなります。

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無期雇用派遣=正社員なの?

結論を言いますと、多くの人が思い浮かべる正社員とは異なります。

先ほども紹介したように、企業の直接雇用と派遣紹介先で無期雇用派遣として働く違いがあるからです。

なぜ正社員と呼ばれるのかと言えば、会社によって正社員として扱う会社もいれば、無期雇用派遣として扱う会社もあるからです。

求人票を見ればとても分かりやすいく、最初から無期雇用派遣として求人を出している会社もあります。

上記は通常の出し方ですが、会社によっては、正社員募集でも無期雇用派遣と原稿内容に記載されている求人もあるのです。

企業によって呼び方が異なってくることから、無期雇用派遣=正社員であると勘違いしていしまう人も多くいるのが現状です。

メリットについて

研修を受けられる

無期雇用派遣の場合、キャリア形成支援制度を設ける必要があると法律によって定められています。

一時的な労働力扱いというより、長期間のビジネスパートナーとして一緒に働いていけるように仕組みが整えられています。

働く予定の方に、研修とキャリアのアドバイスを行うことが義務付けられているので、その職域が初心者の方でも安心して働けます。

無期雇用派遣では、しっかりと能力を育ててキャリア形成に役立てられるのがメリットだと言えるでしょう。

checkキャリア形成によって、将来的には営業所長など大きく昇進される方もいます!

給与制度が整っている

正社員と同様程度の扱いの昇給制度や賞与制度が整えられていることもあったり、または賞与があることが多いです。

派遣先企業での働き具合や成果、勤務態度などを参考に、派遣会社が評価して給与を決めます。

年に数回程度あるため、自分の働き具合によって、給与がアップする嬉しさを実感できると言えるでしょう。

登録型派遣でも給与制度が整えられているところもありますが、無期雇用派遣の方が整っている確率は高いです。

今後、お金をしっかりと稼ぎたい方にはぴったりです。

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福利厚生が使いやすくなる

正社員と同様に、各社が設けている福利厚生をより使いやすくなります。

各種手当・フィットネスクラブ割引・ベビーシッター割引サービスといった、その会社独自の福利厚生も受けられます。

通常の派遣社員の場合、こうした福利厚生は、派遣先の顔色を気にするあまり、なかなか申請できないという方が多かったりします。

同じ場所で長年働ける

本来、派遣社員は同じ事業所で3年以上勤務できないのですが、無期雇用派遣の場合は、そのような制限はありません。

したがって、気に入った会社で好きなだけ働けますので、安定したキャリア形成が期待できるのも強みだと言えるでしょう。

check長期で働いた結果、正社員雇用としてスカウトされることも!

月給制になる

普通の派遣社員は時給で給料が支払われるのに対し、無期雇用派遣では、給与が月給制になります。

また、通常の派遣では受け取ることができなかったボーナスも、一か月分が年二回支給されます。

さらに有給休暇も使え、残業代も出ます。

収入が安定している

最も大きなメリットとして、収入が途切れないことが挙げられます。

一方、登録型派遣の場合は働いた分が収入になるので、一度派遣先の会社を辞めてしまうと、収入が途切れてしまいます。

安定して収入が欲しい方には、無期雇用派遣がぴったりだと言えるでしょう。

また、派遣先の企業を常に確保してくれるのも嬉しいポイントの1つです。

派遣会社としては、仕事先をしっかりと用意してくれますし、転職活動をせずに、仕事探しが完結するのも良いところです。

何度も仕事先を探すことは避けたいと考えている方にとって、最適であると言えるのではないでしょうか。

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デメリットについて

切れ目なく働く必要がある

一般的な派遣に比べて、自由度は下がってしまいます。

なぜなら、次の派遣先が決まるまでの待機時間が長くならないように、派遣会社から派遣先が提供されるためです。

派遣で働きながら長期旅行なども楽しみたい方は、登録型の雇用が向いているかもしれません。

check有給休暇を有効に使うべし!

選考に通らない場合がある

一般的には、エントリー、面接という流れで選考が行われます。

独自の雇用契約の仕組みを理解していなかったり、働く意欲が低かったりすると、採用選考に通過できない可能性が高まります。

派遣会社に登録する時のように、個人情報を記入などの簡単な手続きだけでは、無期雇用派遣では落とされるケースもあります。

採用試験や面接がある

普通の派遣と違い、選考や面接があるケースも見られます。

こちらの場合、応募した全員が合格できるわけではなく、人気の求人である可能性があります。

そのため、どんな職場でも即戦力で働くことのできる人材が求められています。

向いている人の特徴

将来的に正社員を目指す人

今すぐ正社員を目指すのではなく、無期雇用派遣として十分に働いた後に、正社員雇用を目指す方に向いています。

理由としては、派遣スタッフから正社員に昇格する方は非常に多いこと。

また、実際の就業態度などを見た上で正社員としてスカウトする会社は、意外と多いです。

中でも、無期雇用派遣はキャリア形成支援制度がありますので、将来的に正社員になりたいという夢があれば強みです。

キャリアを伝えておけば、正社員になれる可能性はグッと上がります。

派遣希望、尚且つ長期雇用希望

派遣の方が自分にとって都合がよく、尚且つ長期で働きたいとなれば無期雇用派遣が向いています。

3年契約のような面倒な手続きが不必要なので、面倒な手続きはナシで、ストレスフリーで働き続けることが可能です。

さらに雇用は安定していますので、お仕事の量によって契約を結ばないスタッフが出てきた時にでも、無期雇用派遣であれば安心です。

万が一、無期雇用派遣で紹介先の仕事が無くなってしまったとしても、次の仕事を紹介してもらえるので安心です。

就職活動が上手くいかない方

無期雇用派遣は通常の派遣よりも、採用難易度が少しだけ上がることもありますが、正社員雇用と比べるとかなり難易度は低いです。

そもそも、工程のリーダー候補としてスタッフを募集している企業も多く、人手不足の職場は特に難易度が低くなると言えるでしょう。

就職活動に頭を悩ませ、諦めてしまおうか…と悩んでいる人にとっては、悩みも一気に解消されるチャンスのある雇用となります。

ブランクから正社員を目指す方

ブランクは長ければ長いほど、正社員として雇用される確率は下がってしまいます。

こちらが原因で、就職活動の行動に移せない人にも、向いていると言えるでしょう。

無期雇用派遣はブランクがある人もOKな職場も多いですし、何よりキャリアを築いていくことで成長できます。

最終的には正社員になる、といった明確な目標も立てやすいです。

面接でも同じように、キャリアを形成して正社員になりたいですなどの、志望動機が簡単に作れる点もオススメ出来るポイントです。

その他よくあるQ&A

本当に昇給ってあるの?

結論から申し上げますと、昇給の可能性はあります。

実は無期雇用派遣では、時給のアップという昇給制度でなく、正社員のような昇給制度の場合が多いです。

昇給については、派遣先でどのように働いているのかを把握する必要があります。

勤務状況を派遣会社がチェックしたり、評価したりした上で行われるので、勤務状況が悪いと可能性は低くなってしまいます。

会社はこのような昇給を設けることによって、働く上でのモチベーションにも繋げてるのです。

契約終了になる可能性って?

パートやアルバイト、他の派遣契約と比べると、契約期間が終了することは、ほとんどないと言っても良いでしょう。

しかし、可能性として解雇通知を受けるという場合があります。

その理由として、派遣会社の経済状態が悪くなることで、契約解除になる可能性は少なからずあるからです。

また、前述したように正社員ではないので、契約解除される可能性は正社員よりも高くなってしまいます。

勘違いしてはいけない点としては、真面目に働いていれば契約終了になることは考えにくいことです。

派遣から無期雇用派遣になれる?

派遣社員が無期雇用契約への転換を申し込む権利が発生した契約期間中に申し込めば、その時点で無期雇用契約が成立します。

ただし、それには以下の3つの要件を満たさなければなりません。

有期雇用契約の通算が5年を超えている
契約を1回以上更新している
現在と同じ派遣元で契約している


は、同じ派遣元との間に2つ以上の雇用契約があり、それを通算した期間が5年を超えている必要があります。

は、通算で5年以上契約してきた派遣元と、現在も有期雇用契約を結んでいることが基本は必要です。

転換を申し込む権利は労働者だけの権利であり、実際に申し込むかどうかは本人の意思にゆだねられます。

自分が対象になっているかどうかを詳しく知りたい方は、それぞれの派遣会社に確認しておきましょう。

面接では必ず質問しておこう

まとめとなりますが、無期雇用派遣の面接を受けられる方は、必ず無期雇用派遣の内容を確認しておきましょう。

派遣会社によっては、無期雇用派遣を独自のルールで決めている会社もあります。

故に、上記でご紹介したメリット面が全て当てはまるとは言い切れません。

これから面接に挑まれる方は、必ず「無期雇用派遣と、通常派遣との違いを全て教えてください」と質問しましょう。

きちんとその会社のルールを理解した上で、就業するかどうかの判断を可能とします。

好印象を与える質問事項については、「派遣面接の不採用のサインと禁止事項は?聞いた方がいいこと」を参考にしましょう。

スタッフのご紹介

大橋 美咲

[ プロフィール ]

大阪出身
製造業界経験3年
派遣業界に強い

[ 職務経歴 ]

採用マーケティングチーム
・Webディレクター
・Webライター
・原稿管理
・出稿管理など

 

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