働くなら正社員と派遣社員のどちらか迷う人も多いでしょう。 自分に合った働き方を見つければ、ライフスタ…
【徹底調査】無期雇用派遣ってなに?メリットとデメリットも教えます◎
派遣の仕事を探していると無期雇用派遣という言葉を見かけますが、あまり理解している人は少ないです。
通常の派遣と違い、契約終了期間を決めずに契約を結ぶため、収入や雇用が安定します。
しかし仕事内容が選べないなどデメリットもあるので、自分の働き方に合っているか判断することが重要です。
本記事では、無期雇用派遣の特徴からメリットとデメリットまで詳しく解説します。
また働く方法を紹介していますので、参考にしてください。
この記事を読むことで、無期雇用派遣を深く理解でき、自分に合った働き方か判断する手助けになるでしょう。
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目次
無期雇用派遣とは?
無期雇用派遣とは、派遣会社と無期限の雇用契約を結び、派遣先の企業に派遣される仕組みです。
他の派遣や正社員との違いを把握しておけば、自分の目的に合った働き方か判断できます。
詳しく紹介しますので、参考にしてください。
登録型派遣との違い
登録型派遣との違いは、雇用形態です。
無期雇用派遣は派遣会社に無期で雇用され、派遣元の企業での仕事を行います。
雇用契約が無期のため、仕事が安定しやすいです。
一方、登録型派遣の場合、派遣労働者は派遣会社に直接登録され、求人を紹介してくれる形態です。
雇用期間が契約上で決められるため、無期雇用派遣よりも仕事の安定性は低くなります。
正社員との違い
正社員は企業に直接雇用され、企業の社員として働く雇用形態です。
無期の雇用契約を持ち、企業の需要や業績に左右されることなく安定した雇用が期待されます。
一方、無期雇用派遣は、派遣会社に所属し、派遣元企業での仕事を行います。
派遣社員との雇用契約は無期ですが、派遣元企業との雇用は一定期間です。
派遣元企業の需要や業績に左右されるため、雇用の安定性は正社員より低くなります。
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参考記事:【改めて確認したい!】正社員と派遣社員の待遇の違い
無期雇用派遣で働くメリット
働くメリットは下記の通りです。
- 雇用と収入が安定する
- 福利厚生が利用できる
- 未経験からでも挑戦できる
- 幅広い業務が経験できる
- 同じ職場で長期間働ける
働くメリットを把握することで、自分の働き方と合っているか判断できます
詳しく解説しますので、参考にしてください。
雇用と収入が安定する
一定期間の雇用と収入が安定するのが、無期雇用派遣のメリットになります。
通常の契約よりも長期間働くことが見込まれるため、収入の安定性が高まりやすいからです。
たとえば、通常の派遣だと更新時期によって業務が終了する可能性があり、次の働き先が見つかるまで収入が途絶える可能性があります。
しかし無期雇用派遣は、次の仕事をすぐに紹介してくれるため、雇用と収入が安定しやすいです。
福利厚生が利用できる
福利厚生が利用できると、仕事の満足度も高まります。
無期雇用派遣は派遣先の正社員と同じような福利厚生が得られる可能性があるからです。
たとえば、健康保険や厚生年金などに加入できたり、労働組合が利用できたりします。
福利厚生を利用することで、満足度の高い生活が送れるため、仕事に対するモチベーションも高まりやすいです。
通常の派遣よりも福利厚生が利用できるため、安心して仕事に取り組めます。
未経験からでも挑戦できる
無期雇用派遣では、企業が求めるスキルや経験だけでなく、意欲やポテンシャルを重視する場合があります。
そのため、未経験者でも自らの能力や意欲をアピールすることで、働くチャンスが得られるからです。
無期雇用派遣は、さまざまな職種や業界で働く機会があるため、自分に合った仕事が見つかるかもしれません。
新しい分野での挑戦は、成長や学びの機会を提供し、将来のキャリアの方向性を見出すのに役立ちます。
幅広い業務が経験できる
派遣は、さまざまな業界や職種での仕事を経験する機会があります。
異なる業務や職種での経験は、さまざまなスキルを獲得できるからです。
たとえば、コミュニケーション能力、問題解決能力、リーダーシップスキルなど、さまざまな能力が身に付きます。
幅広い業務を積むことは、自己成長を促進し、将来的なキャリアの選択肢を広げやすいです。
無期雇用派遣で働くことは、幅広い業務経験を得るための良い機会であり、キャリアの成長や発展に貢献できます。
同じ職場で長期間働ける
無期雇用派遣であれば、企業との長期的な雇用契約が結ばれます。
長期間同じ職場で働くことで、職場の文化や環境に適応する時間が得られるからです。
たとえば、同じ職場で長期間働くことで、業務に関するスキルや経験を積み重ねられます。
また職場内での人間関係も構築しやすいです。
特定の業界や職種での専門知識や経験を積むことで、将来的なキャリアの発展につながる可能性があります。
無期雇用派遣で働くデメリット
働くデメリットは下記の通りです。
- 業務内容が選べない
- 自由な働き方ができない
- 辞めにくくなる
- 面接などの採用試験が必要になる
デメリットを把握しておけば、自分の希望とする働き方が自身に合っているか判断できます。
詳しく解説しますので、参考にしてください。
業務内容が選べない
無期雇用派遣は派遣会社が提供する仕事に従事するため、業務内容を選ぶことができません。
派遣元のニーズや要求に応じて業務をこなすため、自分のスキルや興味に合わない可能性があります。
たとえば、業務内容が自分の興味や能力に合わない場合、仕事に対するモチベーションが低下するかもしれません。
業務内容が選べないため、自分のスキルや経験を活かす機会が制限される場合があります。
自由な働き方ができない
無期雇用派遣では、派遣元企業や派遣会社の要件に合わせて働く必要があります。
固定された勤務時間が求められる場合があるため、自分のスケジュールに合わせて働くことが難しいです。
通常の派遣なら、自分の都合やスケジュールに合わせて仕事を選ぶことができ、自由な働き方が実現できます。
しかし無期雇用派遣は、業務内容や勤務条件が指定されるため、自由な働き方が制限されます。
スケジュール調整が難しいため、自由な働き方が実現できないでしょう。
辞めにくくなる
無期雇用派遣では、派遣契約に基づいて働くため、一定期間の条件を満たすまで辞められない可能性があります。
会社からの信用を保つためにも、急に仕事を辞めることは難しいです。
通常の派遣なら仕事が合わないなどの理由で、働き先を変更してもらうことができます。
しかし無期雇用派遣は、派遣元企業と無期の契約を結んでいるため、すぐに辞められません。
一般の正社員同様に、退職日から2週間前に派遣元に退職を申し出る必要があります。
通常の派遣と異なり、辞めにくくなることを理解しておきましょう。
面接などの採用試験が必要になる
通常の派遣では、登録してから希望条件を入力することで、仕事が紹介される流れです。
しかし無期雇用派遣では就職活動同様に面接などの採用試験が行われます。
採用試験や面接の際、選考プロセスが不透明である場合があります。
選考結果が明確に通知されないまま経過することで、不安やストレスが増加するかもしれません。
無期雇用派遣で働きたい方は、面接などの採用試験があるので、事前に準備しておくことが重要です。
無期雇用派遣が向いている人
無期雇用派遣が適している人は下記の通りです。
- 安定した収入を確保したい人
- 未経験でも新しい仕事に挑戦したい人
向いている人の特徴を把握しておけば、自分の希望とする働き方かどうか確認できます。
詳しく解説しますので、参考にしてください。
安定した収入を確保したい人
無期雇用派遣では、一定の期間や条件に基づいて派遣元企業で働くため、一定の収入が保証されます。
通常の派遣とは異なり、安定した収入を得られやすいです。
たとえば、通常の派遣なら時給制ですが、無期雇用派遣は月給制で支払われます。
無期雇用派遣は無期に雇用関係が続くため、雇用が安定しやすいです。
安定した収入や雇用を確保したい人にとって、無期雇用派遣は有益な選択肢となります。
未経験でも新しい仕事に挑戦したい人
無期雇用派遣は、さまざまな企業や業界で仕事を経験する機会が豊富です。
未経験者であっても、さまざまな仕事に挑戦することで、新しいスキルや知識を身につけられます。
無期雇用派遣を通じて、多くの仕事を経験することで自分の興味や能力、強みを見極められます。
未経験者でも新しい仕事に挑戦したい人にとって無期雇用派遣は有益な選択肢です。
無期雇用派遣が向いていない人
向いていない人の特徴は以下の通りです。
- ライフスタイルを重視したい人
- 派遣の仕事を選びたい人
向いていない人の特徴を把握することで、自分に合っているかどうか確認できます。
詳しく解説しますので、参考にしてください。
ライフスタイルを重視したい人
無期雇用派遣では、派遣先企業の業務スケジュールに応じて動くことが求められます。
通常の派遣とは異なり、勤務スケジュールや急なシフト変更が発生するため、ライフスタイルの調整が難しくなるからです。
通常の派遣なら自分のライフスタイルに合わせて働くことができるため、自由な働き方が実現できます。
無期雇用派遣は、働く時間が決まってしまうので、自由な働き方が難しくなるでしょう。
派遣の仕事を選びたい人
派遣の仕事を選びたい人は、自分の能力や興味に合った仕事を選びたいと考えています。
しかし、無期雇用派遣は派遣会社や派遣元企業から割り当てられた仕事を受ける必要があり、自分の意向と一致しない場合があるからです。
自分に合った職場を選ぶことで、仕事に対するモチベーションも向上します。
無期雇用派遣は派遣先が指定する企業で働く必要があるため、自分に合わない可能性もあります。
業務内容を選びたいと考えている人は、通常の派遣のほうが向いているでしょう。
無期雇用派遣で働く方法
無期雇用派遣で働く方法は以下の通りです。
- 無期雇用派遣の求人に応募する
- 無期転換ルールを使用する
働く方法を理解しておけば、自分に合った働き方がスムーズに実現できます。
詳しく解説しますので、参考にしてください。
無期雇用派遣の求人に応募する
無期雇用派遣になるための一般的な手段は、求人に応募することです。
求人情報をインターネットや求人サイト、派遣会社のサイトなどから収集できます。
無期雇用派遣は、書類選考や面接などがあるため、通常の派遣よりもハードルが高めです。
求人に応募したい方は、事前に履歴書の作成や面接の対策に取り組む必要があります。
また、求人情報が定期的に更新されるため、日頃からチェックすることが大切です。
無期転換ルールを使用する
無期雇用派遣になるためには、無期転換ルールを使用することです。
無期転換ルールとは、派遣労働者が一定期間を超えて同一の派遣先で働いた後、派遣会社との雇用契約を無期限のものに転換できる制度です。
無期転換ルールは、派遣労働者の安定した雇用を促進し、長期的な雇用関係の確保を目的としています。
無期転換ルールを使用するには下記の条件を満たすことが重要です。
- 通算の契約期間が5年以上
- 契約更新回数が1回以上
- 労働者が有期雇用の終了期間までに無期転換の申し出があること
上記の条件を満たした場合、派遣労働者は派遣会社との雇用契約を無期雇用派遣に転換できます。
無期雇用派遣になるときの注意点
無期雇用派遣になるときの注意点は以下の通りです。
- 待遇や条件を確認する
- サポート制度を確認する
上記のような注意点を把握しておけば、トラブルや不安を未然に解消できます。
詳しく解説しますので、参考にしてください。
待遇や条件を確認する
契約内容や待遇が明確でない場合、労働者が不利な条件で働く可能性があります。
適切な給与や労働条件を確認することで、公正な取引を確保できるからです。
派遣元企業や派遣会社との円滑なコミュニケーションは、問題解決や労働環境の改善に不可欠です。
不明点や懸念事項を早めに話し合うことで、労働関係を健全に保てます。
無期雇用派遣で働く時は、待遇や条件が自分の希望と合っているか確認することが大切です。
サポート制度を確認する
派遣で働くときは、十分なサポート制度が整っているかどうか確認することが重要です。
サポート制度が整っていると、派遣社員は仕事上の問題や困難に直面したとき、適切な支援が受けられます。
たとえば、派遣労働者が仕事に関する問題や紛争を解決するためのサポートがあります。
派遣労働者が適切なサポートを受けながら問題を解決できれば、仕事環境が改善され、働きやすさが実現できるでしょう。
無期雇用派遣で働くには、派遣元や派遣会社が提供するサポート制度について十分に調査し、働きやすさを確保することが大切です。
まとめ
無期雇用派遣は通常の派遣と異なり、無期限の雇用契約となるため、安定した雇用が確保できます。
福利厚生も充実しており、幅広い業務が経験できるので、未経験者からでも挑戦しやすいです。
ただし、通常の派遣よりも自由な働き方ができなくなり、業務内容が選べないため、デメリットを考慮する必要があります。
無期雇用派遣で働きたい方は、先ほど紹介した「働く方法」と「注意点」を参考にしてください。
自分に合った働き方を見つけることで、仕事もプライベートも充実するでしょう。
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