派遣を辞める時の理由・タイミング【※即日でも問題ないの？】

派遣を辞めるタイミング（いつ・誰に？）

ベストタイミングについて、説明していきます。

「時期」と「相手」について

ベストは一カ月前に申請すれば、何ら問題もなくスムーズに退社できることが多いです。

スムーズとは、あなたがすぐに辞めれるかどうかの話ではありません。

担当者の対応や寮の対応など様々なことを考えると、一カ月前がベストというわけです。

少なくとも辞めるかもしれないご相談はしておきたいところであり、民法の第284条には以下のような記載があります。

「やむを得ない事情がある場合、すぐに辞めることができる」とあることから、派遣会社との合意があれば即退職も可能です。

二週間前なら遅い？

二週間前が遅いとは一概には言えません。

なぜなら、体調不良等で辞めなければならない理由ができることも、派遣社員では多々見られるからです。

体調不良で本当に働くことが厳しい場合、二週間前に働けないことを伝えておけば、担当者の方も無理に働けとは言いません。

辞めるタイミングとしては、個人的な理由も様々なものが考えられ、一概にこの期間以内には辞めることを伝えるべきとは言えません。

どんな理由で伝えるべき？

派遣を辞めるのであれば、正直な理由を伝えても大丈夫です。

「職場の雰囲気が悪い」「仕事内容が思ったよりキツイ」「次の仕事が決まった」など、本当の理由を話してもOKです。

担当者の方は慣れていますし、怒ることは基本的にありません。

特に余裕のある期間で辞めることを伝えているのであれば、どんな理由であろうと問題ないと言えるでしょう。

例えば、一カ月前のタイミングで伝えたのに対して、怒られる等の不当な対応を取られたとしましょう。

これは、本社等に相談の電話を入れてみるのも大いにありです。

転職のタイミングは、「派遣転職のタイミング・回数や不利になる条件！「用意するもの一覧」」で詳しく説明しています。

退職を伝えるときのポイント

トラブル等を避けるためにも、安心できる退職方法を説明していきます。

結論→理由でOK！

結論から伝え、理由を説明していく流れが最も伝わりやすいです。

正直に「一カ月後に辞めます。次の仕事が決まったので」と伝えれば、OK！

派遣会社としても、辞めることを伝えられることは慣れていますし、事前に伝えてもらえれば何ら問題もないという認識が一般的です。

特に派遣はバックレなども多いことから、事前に伝えてくれるスタッフさんに関しては、とても助かるといった本音を持ちやすいです。

皆さんが思っている以上に、派遣会社は平和主義な方が多いので安心してください。

電話がベスト（最悪メールでも）

辞めることを電話で伝えるのがベストですが、中には「直接伝えるのは…」とネガティブ感情を抱く人もいます。

そうした人はムリに電話でとは言いませんので、メールでも良いので伝えておきましょう。

内容にきちんと「電話でお伝えできませんでした」と伝えておけば、大抵の担当者の方は適切な対応を取ってくれます。

無断で辞めてしまうことが最悪のケースとなりますので、電話がムリな方はメールでも良いのでご報告をしておきましょう。

退職決定後の行動

退社が決まれば必ずしておくべき、賢い項目をまとめていきます。

有給を確認しておこう

自分の為にも、まずしておいて方が良いことは有給を確認することです。

有給休暇が残っている場合は、きちんと消化するようにしましょう。

派遣社員の場合は、有給についての確認を担当者にしておくことで、お互いの認識の違いからのトラブルを避けることもできます。

有給は個人の権利ですので、残っている場合はきちんと消化しておきましょう。

周囲に無理に伝えることはない

辞めるからといって、無理に職場の周囲に伝える必要もありませんし、悩む必要もありません。

派遣社員の場合、基本的には担当者の仕事となりますので、自ら職場の上司などに伝える必要はないのです。

会社内でルールがある場合は例外となりますが、そのようなルールがない時には、退職日までいつものように働きましょう。

【重要】円満退社が絶対オススメ

円満退社のコツやメリットを紹介していきます。

円満退社のメリットが非常に大きい

円満退社のコツをお伝えする前に、円満退社をオススメする理由を知っておきましょう。

これは今後のあなたの就業に大きく関わることに加えて、デメリットが非常に大きくなるからです。

円満退社をした場合、あなたに起こるメリットは以下の項目となります。

・次の仕事がすぐ決まる
・次の仕事も紹介してもらえる
・正社員雇用の仕事も紹介してもらえる

こちらの理由について、次の見出しでじっくりと解説していくことにしましょう。

メリット

【次の仕事がすぐ決まる】の理由は、決まるというより決まりやすいの方が正しいです。

円満退社した場合、ネガティブなデータが残らないことや、紹介先にも円満退社のデータが残ります。

故に、次の転職に支障をきたすことはありません。

【次の仕事も紹介してもらえる】の理由は、同じ派遣会社からの紹介です。

派遣会社も一人一人の評価をデータとして残しています。

円満退社された方に関しては次の仕事も是非紹介したいという声が、担当者側のホンネと言えるでしょう。

【正社員雇用の仕事も紹介してもらえる】の理由は、同じ派遣会社から正社員チャンスのある仕事も紹介しやすいです。

過去の実績があるわけですから、担当者側からも積極的に声をかけたいスタッフさんとなるのです。

デメリット

デメリットは、全て逆の項目となります。

①【次の仕事が決まりにくい】
②【次の仕事を紹介してくれない】
③【正社員雇用の仕事も紹介してもらえない】

次の仕事の紹介などどうでもいいと思っている方が、正直多いのではないでしょうか。

問題は【次の仕事が決まりにくい】ことであり、一度問題のある辞め方をしてしまえば、派遣会社側にも紹介会社側にもデータが残るわけです。

結果的にそのデータが、次の仕事を紹介してもらう際に何らかの形で発覚した際には、取り消しに繋がることは言うまでもありません。

あくまで発覚した際の話となりますが、数が多いほどに発覚するリスクは上がることを、頭に入れておきましょう。

理由は自由。タイミングは重要！

派遣を辞める時については、タイミングを重視しておきましょう。

急に辞めることも可能ではありますが、双方にどこか嫌な気持ちを抱きながらの退社となりかねません。

辞めたい気持ちが強くなっているのであれば、今すぐ「ちょっと嫌な気持ちなっている」ことを担当者に相談しておきましょう。

無理に続けろという担当者は今どき少ないですし、もう少し頑張ってみて決める形を提示することがほとんどでしょう。

理由はどんな理由であってもあなたの自由なので、タイミングを見失わないように、今から計画を立てておくべきです。